サーバーの電力プロファイルを比較する際に併せて記録すべき値
電力消費量が減少したかどうかと、必要な業務が遂行されたかどうかを併せて確認してください。 プロファイル名が同じでも、機器ごとの設定は異なる場合があります。比較対象となる機器・業務・観測期間を整理した後、電力、処理量、応答時間を並べて記録します。
電力プロファイルとは何ですか?
ENERGY STARでは、電力管理を「作業負荷に応じてサーバーコンポーネントの動作を調整する機能」と説明しています。これにはCPUのクロック速度調整やアイドルコアの管理などが含まれる場合があり、電力プロファイルとは、複数の電力管理設定をまとめたものです。プロファイル名や実際の構成は、メーカーによって異なります。
したがって、「バランス」や「最大性能」といった名称だけを見て、他のサーバーも同様の動作をするとは判断しないでください。まず、機器メーカーやオペレーティングシステムの該当バージョンの説明を確認してください。
比較を行う前に固定すべき試験条件
以下は、AI-DC KOREAが提案する 独自の比較フレームワークです。特定のサーバーに対する推奨設定値や実際の性能試験結果ではありません。
- 設備: モデル、CPU・メモリなどの構成、ファームウェアおよびオペレーティングシステムのバージョンを記載してください。
- 設定: 既存・テストプロファイル名と変更される個々の項目、およびハードウェアとオペレーティングシステムのどちらで設定を行うかを記載してください。
- 業務: テスト対象のリクエスト・作業の種類と量、および同時に実行される他の作業を整理します。
- 時間: 試験の開始・終了時刻、収集間隔、および測定が欠落した区間を正確に記録してください。
- 元文: 許容される業務への影響、試験を中止する条件、および元の設定に戻す方法をあらかじめ定めておきます。
電力・処理量・応答時間は、同じ表からご確認ください。
| 比較項目 | 既存の設定 | テスト設定 |
|---|---|---|
| プロフィール・変更項目 | 名称および個別の設定記録 | 名称および変更された設定の記録 |
| 業務・観測期間 | 作業条件および開始・終了 | 同一条件であるか否か、およびその違い |
| 電力 W | 未測定・測定位置の記録 | 未測定・同一位置の確認 |
| エネルギー(kWh) | 未測定・累積期間の記録 | 未測定・累積期間の確認 |
| 処理量 | 未測定・作業件数/時間など | 未測定・同一単位 |
| 応答時間 | 未測定・単位および集計基準 | 未測定・同一の集計基準 |
| 業務への影響・復旧 | 現在のサービス要件 | 要件の充足状況および復旧記録 |
Wは電力、kWhは一定時間に使用されたエネルギーです。瞬間電力と期間の累積エネルギーを、同じ値であるかのように比較しないでください。サーバー内部のセンサーとラック全体の計測のように、測定範囲が異なる値も区別して記載してください。
このような結果が出た場合、まず何を確認しますか?
電力使用量が減少したにもかかわらず処理量も減少した場合は、業務量の変化と設定の効果を区別する必要があります。処理量が同じであっても、応答時間やエラーが業務要件の範囲を超えている場合は、適用判断にその影響も合わせて反映します。一方のデータがない場合は、差を0と計算せず、「未測定」として残してください。
結果には「設定名」だけでなく、どのような業務・機器・期間において観測されたかを明記してください。1回の試験結果をもって、他の機器やデータセンター全体の削減率を保証するものではありません。現場への適用可否は、組織が承認した試験・変更・復旧手順に従って決定します。
よくある質問
すべてのサーバーで省電力プロファイルを有効にすればよいのでしょうか?
このガイダンスでは、一括変更を推奨していません。メーカーの説明や業務上の要件を確認し、承認された範囲内で試験を行った上で、当該組織が適用するかどうかを決定する必要があります。
削減率の記載がない比較表も使用できますか?
測定範囲や未確認項目を整理するための準備資料として活用できます。実際の測定が行われていない状態で、削減率や費用対効果を算出して記載することはありません。
検討すべき資料と質問をまとめてください。
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